
momo
こんにちは!
助産師のmomoです。
母乳育児をするママさんが1度は悩む乳首の痛み……
親心としては痛みを我慢しても母乳をあげたいですよね。
でも、無理せず休むことも母乳育児にとっては大切なんです!

乳首の痛みで母乳量が減ってしまう
オキシトシン(幸せホルモン)は射乳をおこさせる母乳育児に重要なホルモンです
しかし
乳首の痛みなどのストレスがあるとオキシトシンの血中濃度は下がり射乳反射が弱くなります
射入反射とは
赤ちゃんに乳首を吸われると脳からオキシトシンというホルモンが分泌され、乳腺周囲の筋肉を収縮し母乳が押し出される反射のこと
射乳反射が弱くなることで母乳分泌が抑制されてしまい母乳の量が減ってしまいます
実際に乳首に炎症が起きていて痛みがある方は刺激やマッサージをしても母乳が湧いてくるまでに時間がかかる方が多いです
母乳育児を楽しむために
そしてなにより乳首の痛みは母乳育児をやめたくなる最大の要因です
乳首が痛いまま無理をして授乳をするとストレスからホルモンの分泌も抑制されてしまうしママの母乳育児への気持ちが折れてしまいます
わたしも乳首の痛みは経験しましたが想像以上の痛みでした
授乳の度に歯を食いしばっていました授乳が楽しい、幸せだと思えませんでした
なので、ミルクに頼りながら少しずつ乳首のコンディションを整え乳首の痛みがなくなる頃ようやく完母にすることができました
乳首の痛みに耐え完母にできる人も沢山いますがわたし個人的にはなるべく痛みなどストレスは少なく母乳育児を楽しんで欲しいとおもいます
なので乳首の痛い時はミルクに頼ったり授乳時間を左右各10分までにしたりしてもいいと思います

トラブルを予防しながら自分なりの母乳育児を
とにかく無理をせず乳首の痛みが悪化しないよう少しでも痛みがとれるようにすることが大切です
ただし、ミルクをあげて授乳間隔が空いてしまう時や授乳時間を制限した時には搾乳をすることをオススメします
乳頭のトラブルは吸い方や抱き方で予防できると言われています
出産してママも赤ちゃんも授乳ははじめてなので上手くいかないこともあると思いますが入院中に授乳の仕方を教えてもらい乳首のトラブルにならないよう予防できるといいですね
総合病院のNICUで働き、現在は9ヶ月の息子の母をしている助産師momoです。
自分自身がママになってみて、助産師をしていた時には気づけなかったママの本当の大変さを痛感する毎日です。
助産師として働いていた時、ママたちに大丈夫だよと言っていたことも、いざ自分が子育てしてみると不安でたまらなくなることばかりでした。
この経験を元に『ママの社会科見学(ママけん)』を通して、「助産師としての知識・経験」と「ママとしての実体験」の両面から、会員様や読者のママさんにお役立ち情報を発信しています!
随時、ご質問などにも応じつつ、運営のサポーター&監修として活動していきますので、皆さんよろしくお願いします(*^^*)
助産師/保健師/看護師
アタッチメントベビーマッサージインストラクター
育児セラピスト2級

『ママけん』とはコミュニティ「ママの社会科見学」の略で、『育児のために自分の生活や人生を諦めることなくママ自身が輝こう!』というスローガンをもとに発足しました。
このママけんMediaは『ママけん』の活動の1つです。
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